「歌」とはそもそも「伝達手段」です。
自分の「思い」がイキナリ相手に伝わるなんて、そうそうないですよね。
相手が読心術でも使えない限りまずアリエナイことです。
「思い」は一時的に言葉(音)になって空気中を伝わり、
相手の耳から入り、再び「思い」に還元されます。
人間は永い年月をかけて言葉という伝達手段を作り出しました。
「歌」はそこにさらにメロディーやリズムまでつけたものです。
そこまでして伝えたいことがあったのに、気が付けば、
その音ばかりをキレイにしようとして
どうやったらうまく歌えるのか?ということだけしか見ず、
そもそもその音の意味がなくなってたりします。
やってることがオカシイですよね。
だから伝わらないんです(伝えるものが含まれてませんから)
だから本当にうまくなれないんです(一体うまいってなんですか?)
「伝える」のがうまい人になってください。
これは誰でもできるはずです。
そして、中途半端に歌だけうまい人よりよっぽど良い歌が歌えます。
まずはあなたの大切な誰かのために歌ってください。
きっといい歌になりますから。